今回も元気にモルックの解説をやるで!今回のテーマはこれ!
『脱!モルック初心者』
モルックの基本と初心者にありがちなミスを知り、その対策法を解説していきます!
実はモルック初心者を卒業するのは一瞬なんや。最低限の投げ方さえ押さえれば誰でも勝負の土台に立てる。
誰が勝ってもおかしくないのがモルックの面白さでもあります!
モルックは木の棒を投げるだけの簡単なスポーツです。 しかし実際に投げてみたら意外と難しかったりしませんか?
初心者の方はどうしても外してしまうことが多いですし、しょうがないことです。 もちろん初めから当てられる人もいますし最初は全く当たらない人もいます 。
ただご安心ください 。この差は一瞬で埋まります 。良くないのは最低限のポイントを意識せずに我流で投げてしまうことです。
私はモルックイベンターとして多くの初心者の方を見てきました。今回はその体験から得られた『どんなところでつまづくことが多いのか?』という傾向とその対策について解説します。
なのでこれからモルックを始めるという初心者の方は是非参考にしてみてください。そしてモルックの勝負の土台に上がってみてください。
きっと今よりももっとモルックが楽しくなると思います 。
過去のモルック記事はこちら↓(まずはモルックについて知りましょう!)
モルックにおける2つの練習
まずはモルックの基本について解説します!
モルックの練習には大きく分けて2種類あります。一つ目がモルックを投げる練習、二つ目が勝つための戦術論です。
ただしこの戦術論はスキットルに当たる可能性がある程度見込める上での話になってきますので基本的にはモルックを投げる練習だけでいいと思います。
なので今回はモルックを投げる練習について解説します。
モルックの投げ方
モルックには下投げのルールがあり、基本的な投げ方は3種類あります。それぞれモルック棒の持ち方が違いますし、どのようなシチュエーションで有効なのかも考えながら投げましょう!
①モルックを横に持って投げる
一番オーソドックスな投げ方です。『下手投げ』や『ラハティ投げ』とも呼ばれます。
モルック棒が地面に対して水平になるため多くのスキットルを巻き込めますし、力も入れやすいのでスキットルを散らしたいときや遠くに飛ばしたい時にも有効です。
投げる軌道を山なりにすることでフワリとしたショットを投げる事もできますので奥のスキットルだけ倒したいときにも有効です。
そして一番大事なのがこの投げ方が一番飛距離が出るということです。距離が10mくらいになってくるとこの投げ方でないとまず当たらなくなります。
力の調整具合ですべての距離が調整できますので基本はこの投げ方の練習でいいです。具体的にどんな状況で有効かまとめます。
有効なシチュエーション
■ゲーム序盤全て(ブレイクショット~散らしまで)
■多くのスキットルを巻きこんで倒したいとき
■遠くのスキットルを狙いたいとき
■相手の狙いを妨害したいとき
■手前を無視して奥のスキットルだけ狙いたいとき
■1本狙いかつ周りにスキットルがないとき
ほとんどの状況で有効であることが分かりますね(笑)
②モルックを縦に持って投げる
『縦投げ』はモルック棒を地面に対して垂直に投げる方法です。下投げやラハティ投げでは巻き込んで倒してしまう状況(スキットルが隣に並んでいる状況)で有効です。
この縦投げは練習するのがとても簡単です。スキットルを横に並べるだけ、ただそれだけです!(距離は各自お好みで調整しましょう)
この技は一直線上に倒したいスキットルが一本しかない時に非常に有効です。もしも直線状に2本あって手前の一本だけ倒したいなら力を調整するか地面に這わせて倒す方法もあります。
ゲーム中盤から終盤にかけて1本倒しが狙いになる時に使える技なので練習しておいて損はないです。
③モルックを逆手に持って投げる
『裏投げ』と呼ばれる投げ方です。逆手に持つことでバックスピンをかけながら投げることができます。
この投げ方の有効な点はバックスピンがかかるため不必要にスキットルを弾かない点です。
なので手前のスキットルだけを倒したいとき、周囲のスキットルを巻き込みたくないとき、そして倒したスキットルを移動させたくないときに有効です。
ただしこの投げ方はバックスピンを投げるコツそのものと距離感が掴みにくい特徴がありますので『ラハティ投げ』『縦投げ』と比較すると高度で使う頻度も少ないです。
個人的にはロマン技に感じるところもありますが決まると一番気持ちいい技ですね。
イメージはテニスの王子様の零式ドロップみたいな感じです。もちろん実際にはここまで綺麗にバックスピンはかかりません(笑)
この裏投げは投げるときにリリースポイントを低くすることでバックスピンをかけずに水平軌道にすることも可能です。そうすればラハティ投げの代わりとしても使えます。
距離と成功率
まず初心者を脱するにはそれぞれの投げ方の有効な場面を把握し、どんな軌道で倒すかイメージすることからです。
イメージがない=自分の中でモルックの放物線がないと適当に投げてしまいます。
次に実際に投げてみて距離毎にどの程度の確率で技が成功するかを見極めることも重要です。
またその際にそれぞれの技の限界距離も知っておきましょう。実戦では攻めるか引くかの判断材料になります。
モルック初心者あるある
ここまではモルックの投げに関する基礎を説明してきました。
その内容をふまえた上で初心者が陥りやすいミスについて解説&対策していきます。これさえ押さえればあなたも一端のモルッカーになれます。
重心が浮いた状態で投げている
モルックは重心をしっかりと下げて両足を地面に固定した状態で投げたほうが安定します。実際にモルック上手い人の動画を見ていただけると分かりやすいと思います。
重心が浮く=片足が浮くことで余計な力が入り、思ったところに飛ばないのは初心者あるあるです。
もしも上手く当たらない人は騙されたと思って一度試してみてください。
イメージせずにすぐに投げている
モルックは軌道をイメージしながら、何回か振りかぶって集中力を高めていく方が狙いやすいです。これも上手い人の動画見ていただけると分かりやすいですが、何回かは確実に振りかぶっています。
モルックは早投げの勝負ではありませんので時には時間を使って今だ!というタイミングで投げることも重要です!
倒そうとするあまり力んでしまう
特に最初のブレイクショットでミスする方が多いです。
一本でも多く倒そうとして力んでしまった結果大暴投するのはモルック初心者あるあるです。
力んでしまうのは心理的にしょうがない部分もあるので狙いを変えましょう。
ずばりスキットルの塊に対して直接ぶつけようとしていませんか?
スキットルの倒し方は『モルック棒を直接当てて倒す方法』と『転がして当てる方法』の2種類あります。
直接当てる場合だと距離感がちょうどでないと当たりません。そこにさらに無駄な力が加わるとそりゃ当然外れます。
ただし手前すぎると力が伝わらないですし、どこに転がるか分からないので狙うべきは塊の手前(1と2のスキットルの手前)です。
まずはここに当たりをつけて最初のブレイクショットを外さないところから始めてみるといいです。
モルックに完璧を求めすぎている
いきなり12本パーフェクトや上手く散らせようと思わなくてもいいです。とにかく序盤の固まっているときに外さないようにすることが重要です。
なぜならモルックはボーリングと違って後半で点数調整が入るからです。初めからガンガン高得点する必要もないので完璧を求めようと意識するとそれが無駄な力みにつながります。
モルックで楽しい瞬間をランキングにすると私はこうなります。
1位.フィニッシュショットを決めた瞬間
2位.狙い通りの一本倒しに成功した時
3位.狙い通りにゲームメイクできた時
もしもこれがボーリングならストライクを取ったときが上位に来ると思いますが、モルックの場合はそうはならない方も多い(=12点を取ったときがランキング上位に来るとは限らない)と思います。
つまりモルックは完璧でなくてもいいんです。自分で自由に必要な本数を倒してジャスト50にするスポーツです。
なので特に序盤は身構える必要はなくて、後で調整するからいいやくらいで心理的にはちょうどいいんです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ぶっちゃけますと『モルックの技の成功率=技の練習量×心理状態』です。なので初心者であっても経験者であってもミスることはありますので暖かく見守りましょう。
そして時にはロマンや面白さを求めて挑戦をすることも一興ですので勝っても負けてもお祭り気分くらいが一番楽しめます。
しかしスキットルに全く当たらないと勝負にならず楽しめないのも事実ですので、今回の内容を意識してみて勝負できる土台作りをしていただければ幸いです。
まずは実際に投げてみてください。そして思う存分ミスしてください。誰でも最初は初心者ですし、経験者でも練習しなければ腕は落ちます。
そんな時にこそもう一度ここに立ち返ってください。そしてもう一度【脱モルック初心者】しましょう!
初心を忘れれば初心者に逆戻り!それがモルック道!
今回はモルックの投げ方について解説したけどもちろん正解はないで!人それぞれ慣れた投げ方はあるし、いきなり上手く投げれる人もおるからな。
そうですね。参加者みんなが心から楽しめればそれでよし!一生初心者でも楽しければそれでも良しです。
次回のモルック記事についてはまた気が向いたらや!ちなみに朗報もあるで!我らが名古屋モルッカーズのオープンチャット人数が140人を越えたで!(ドンドンパフパフ)
(また古い表現を…)ついにここまで来ましたね、先月の第2回モルック大会も大盛況だったとか。東海地方にモルック旋風を巻き起こすつもりですか?
当然やろ!モルックはまだまだこれから。興味のある人はぜひウチの会に参加してみてな!(オープンチャットもFacebookグループも作っとるで興味ある人は覗いてみてや)
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