【超解説!投資詐欺対策】個人投資時代のリスクと自己防衛力

お金の勉強
モルッ君
モルッ君

今すぐ100万円貸してくれ!1年後に倍にして返さへんから。

SK1
SK1

急に金貸せってなんですか?しかも返さないとか返す気ないでしょう(笑)

モルッ君
モルッ君

当たり前やろ。という冗談はおいといて!
今回のマネーリテラシーの内容はこれ。詐欺からどうやって身を守るか?について解説していくで。投資をやろうとすると悪意のほうから寄ってくることも十分あるからな。

SK1
SK1

あ、前振りだったんですね。それではどうぞ!

皆さんは投資をしてますか?

投資に興味を持つと必ず投資をやっている人間が寄ってきます。けどその人が悪い人だったらどうしますか?

自分で完結する投資であれば良いのですが、そうでないなら人を間に挟むということです。そして人を間に挟むということはそこに詐欺という名の悪意が紛れ込む可能性もあります。

そういった脅威から大切な資産を守るためにもマネーリテラシーは必要です。なので今回はよくある詐欺について知ることで詐欺から身を守っていきましょう!

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なぜ詐欺被害者が増えるの?

個人投資時代到来すると詐欺も当然増える!

私の過去記事でも述べましたが国が個人に対して投資を呼びかけています。つまり個人がそれぞれより良い投資先を探して、個人の判断で資産を増やしていく時代が到来する可能性が高いです。

そうなると必ず増えてくるのが悪質な投資詐欺案件です。この問題ばかりは昔からずっと存在し続けており、なくなることはありません。

個人で投資判断を下そうとしてもどこがいいのかは判断は難しいでしょうし、日本の投資商品が魅力に映らない層は高利回りを求めて海外の案件へと流れるでしょう。

つまりオンショアからオフショア案件へと流れるわけです。実際に海外の案件には高利回りの投資案件が多いです。オフショア投資参考リンク→https://crea-lp.com/blog/invest/offshore-fund-trust/

魅力的に見えるオフショア案件には罠が多いので要注意!

しかし海外の高利回り案件には詐欺がつきものなのでそういった層がまとめて詐欺の餌食になる可能性も今後高くなっていくでしょう。

そういった意味では日本の投資対象が魅力的に映らないのは私も同じなので気持ちは分かります。なのでこれからの時代は詐欺に対して最低限自衛する術は身に着けておく必要があると思います。

詐欺案件とは?

詐欺案件ではよく『会社が飛ぶ』という表現を使います。これは文字通り会社が私たちの資産を持って飛んで行ってしまうこと(資産の持ち逃げ)を意味しています。

飛ぶ会社は最初からいつ、どこへ、どのようにして飛ぶと決まってる

そして古今東西昔からある代表的な詐欺手法としてポンジ・スキームがありますので紹介します。

ポンジ・スキーム

ポンジスキームの生みの親、チャールズ・ポンジ!
Wikipediaより引用

本来は投資には『お金を出資する顧客』と『投資の窓口であるお金を集める会社』、そして『運用している会社』が最低限必要です。投資資金を保全する機関もありますが、詐欺案件にそんなの期待してはいけません(笑)

ポンジスキームというのは顧客から集めたお金を実際は運用しておらず、集めたお金の一部を配当として再び顧客に渡す自転車操業のスキームのことです。投資はお金を運用して成り立つものであり、このシステムはお金を運用していないので必ずどこかで破綻します。

参考リンク→ https://crypto-times.jp/ponzi/

これに関してお金が集まり続けるなら破綻しないようにも思えます。しかし実際は広がれば広がるほど怪しむ人間も増えますし、そもそも嘘をついてお金を集めている人が元本を正直に返却するわけがありません。

もちろんどこかで気づけばいいのですが、その時には時すでに遅しで資産がある程度集まったり、既定の額に達したら持ち逃げされてしまいます。

詐欺案件の巧妙な信用取り8選!

詐欺の特徴についてですが、詐欺は今後も巧妙化していくと思われますので一概には言えない部分はあります。

しかし、なぜみんな引っかかるのかと言えば様々な手段で信用させようとしてくるからです。特に海外の詐欺案件は実態を調査しにくい点を巧みについてきますので紹介していきます。

①凄い経歴の人が始めたといって信用させる
②現地含め世界中の人がやっているといって信用させる
③有名なメディアに掲載されたといって信用させる
④実際にオフィスがあるといって信用させる
⑤現地の金融庁ライセンスを見せて信用させる
⑥会社の今後のロードマップや目標を示して信用させる
⑦実際に運用している証拠を見せて信用させる
⑧信用できないなら元本抜けばいいなど強気な態度で信用させる…..etc

では次にそれぞれの手法について対策をしていきましょう。

①凄い経歴の人が始めたといって信用させる

これは『これだけ実績のある人が始めた、もしくはやっているなら信用できるんじゃ』という人間の心理を突いた罠です。

対策 その凄い経歴の人と直接関係がないなら辞めたほうがいいです。よく海外の有名な金融機関を務めた経験があるとか過去にCEOとして○○した実績があるといった経歴を載せることがありますが海外なので情報の真偽を確かめるのは困難ですし、99%嘘だと思った方がいいです。

なんか凄そうな人が出てきても誰だお前⁈でOK

②現地含め世界中の人がやっているといって信用させる

これは『世界中でそれだけ流行っているなら資産も持ち逃げしにくいし、信用できるだろう』という人間の心理を突いた罠です。

対策 写真や動画でやっているように見せてますが、そもそもいくらでも加工できるということを覚えておきましょう。海外の言語に対応させることでいかにも世界中の人がやっているように見せかけたりしますし、日本人だけをターゲットにした詐欺の可能性も高いです。

本当に全世界で流行ってるの⁈実は日本だけかも?

③有名なメディアに掲載されたといって信用させる

③についてですがこれは有名なビジネス雑誌で紹介されていて第三者評価があるなら信用できるんじゃという人間の心理を突いた罠です。第三者機関を使った信用取りとも言えます。

対策 この手のは金を払えば載せてもらえます。また写真を切り取って見せたりはしていますが、実際に載っているかどうかは案外確かめてないですし、確かめない人がほとんどです。なのでなんの信用にもなりはしないと思った方がいいです。

有名ビジネス雑誌に紹介されてるor有名企業と提携したとか必死に信用を取りに来る

④実際にオフィスがあるといって信用させる

これは『オフィスがあるなら逃げにくいし、実際に人が働いているなら安心できるだろう』という人間の心理を突いた罠です。

対策 オフィスはレンタルでしょうし、実際にはお構いなしに逃げます。そもそも、その写真や動画はいくらでも加工できますのでなんの信用にもなりはしません。

オフィスもそうですが、そもそも必死に信用取りのためにアピールする姿勢を怪しむべき

⑤現地の金融庁ライセンスを見せて信用させる

これは『たとえ海外であっても金融庁ライセンスがあるなら信用できるんじゃ』という人間の心理を突いた罠です。

対策 日本の金融庁ライセンスではありませんし、そもそも海外の金融庁ライセンスが本物かどうか判別することが難しいので信用しない方がいいです。

海外の金融庁ライセンスは基本信用しない

⑥会社の今後のロードマップや目標を示して信用させる

これは『会社の未来図を示したり、語ることで今後も長く案件が続いていくんじゃ』と期待したくなる人間の心理を突いた罠です。

対策 対策もなにもただの予定です(笑) 信用させるためだけに立てたロードマップなんてそもそも信用ゼロです。

1年後には5~10倍になるよ(笑)→
安心してください!1年続きませんから

⑦実際に運用している証拠を見せて信用させる

これは『実際に運用している動画があり、証拠も残るなら信用できるんじゃ』という人間の心理を突いた罠です。

対策 ここが一番詐欺の巧妙なポイントであり対策を立てづらいところでもあります。リアルタイムでもただの過去の動画を流しているだけの可能性もありますし、本当に運用している瞬間はどうせ見せられないので一部を切り取ったりしている可能性もあります。
取引のログなどが残るとしてもその見ているログ自体怪しいので簡単には信用しないようにしましょう。

仕掛け人はあの手この手で取引証拠を捏造したり加工する

⑧信用できないなら元本抜けばいいなど強気な態度で信用させる

これは『それだけ強気に出れるほど自信がある=増やせる自信があるんじゃ』という人間の心理を突いた罠です。リスクがまるでないように思わせる効果もあります。

対策 これは完全に心理戦です。気の弱い人ほどこの手に引っ掛かりやすいので妙な圧力を感じたなら引いた方が賢明です。本物ならそんなことしなくてもお金は集まりますし、リスクを必ず説明します。

自信による押し売りには要注意!

他にも信用取りの小細工はたくさんありますが、海外の詐欺案件ならいずれかは当てはまるでしょう。次に海外の詐欺によくある特徴について紹介します。

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詐欺案件によくある特徴6選!

①他の人に紹介することで紹介料が貰える
②専用のアプリに入金が必要
③異常な高利回り
④入金手段が暗号資産
⑤なんか凄そうなキーワードを使う
⑥意外と小額からでも始められることが多い…..etc

①他の人に紹介することで紹介料が貰える

特にMLM形式だと注意が必要です。こういうのは口コミで出回るのでMLMという形式を利用するのが広めるためには都合がよいのですが、投資×MLMは完全に地雷でしかありません。

MLMの存在自体が違法ではないのはその通りなのですが、それを前面に押し出してくるパターンには注意が必要です。なぜなら存在は違法ではないけど詐欺との因果関係までは否定できない事実を無視しているからです。

投資×MLMは地雷だらけ(笑)

②専用のアプリに入金が必要

詐欺会社が開発したアプリケーションには絶対に資金を入れないでください。財布の紐を相手に握らせるに等しい行為です。

運営にお金を預けないからリスクが少ないという言葉を真に受けないことも重要です。

相手に握らせてはいけない物、それは 財布の紐と生殺与奪の権

③異常な高利回り

異常な高利回りや権利収入という言葉は人の欲を煽る言葉です。ハイリスクハイリターンの原理にのっとり冷静に見極めましょう。

月利〇〇%、元本保証(もしくは損失が出ない)はよくあるキーワード

④入金手段が暗号資産

暗号資産が資産として認められつつある今、詐欺の手法としても利用されているケースが多いです。入出金が早い、手数料が抑えられる、ブロックチェーンで取引履歴が残るから安心といった最もらしい理由に惑わされないようにしましょう。

暗号資産が資産として認められるほど詐欺の手口にも使われるジレンマ

⑤なんか凄そうなキーワードを使う

『AI』とか『P2P』とか『マイニング』とかいかにも最新技術っぽいキーワードを織り交ぜてなんか凄そうに見せてますが、だからなんだで終わりです。よくわからない技術やスキームに投資するのはやめましょう。

P2PとかAIトレードとかこの手の技術系キーワードが出てきたら要注意!

⑥意外と小額からでも始められることが多い

これは小額なら投資できるという情報弱者層を狙っています。おそらく数万から数十万くらいなら仮に失っても法的手段には出れないという狙いもあるかもしれません。

つまり泣き寝入りするしかないということです。かと言って1口1000万なら信用できるのか?と言えば答えはNoなのでここは線引きが難しいところです。

小額で始められるならいいかと思ったならネギしょったカモ同然!

会社が飛ぶタイミング

正直どのタイミングで会社が飛ぶかは運営とグルでもない限り断定できませんが、一般的には半年~2年くらいが詐欺案件の寿命でしょう。

2年以上続く詐欺案件はあんまり見たことがないですし、多くは半年から1年以内に飛ぶ印象です。ちなみにですが、会社が飛ぶ前兆をなんとなく察知することはできます。

例えば出金が停止されてしまったら確実にアウトだと思いますし、飛ぶ直前に少しでもお金を集めようとして今入金するとお得みたいな感じでキャンペーンによって入金を促してくるのも危険です。

本当に安定的に運用してる案件なら入金する時期は関係ないので今しかないといって急かす必要はないです。

投資の世界に今だけお得という概念は存在しない!

そして配当利回りが急に低下したり、短期間の間に何回も投資内容が変化したり追加されるパターンも危険です。

頻繁にプランを変更追加するなんて投資家目線で考えるとヒヤヒヤものなので投資家のことを考えていないという詐欺の証拠でもあります。

詐欺のまとめと所感

ここまで色々紹介してきましたがこれもほんの一部ですし、どんどん手口は巧妙化してくるので自身の知識も常にアップデートしていかないと対応していくのは難しいです。

けど、自分なりの投資判断や軸を持っていることでブロックできる部分もありますのでマネーリテラシーを身に着ける事は自己防衛する手段としても非常に有効です。

お金を知ることで自分のお金を守る!

ただ勘違いしてほしくない点もあります。それは暗号資産とかMLMとか自動売買システムもそうですが、別に存在自体が悪ではないということです。

決して存在を擁護する気もありませんが、それこそ自分の理解できないものに蓋をするマネーブロックと同じです。

詐欺に利用されているという側面だけを見て全体(=存在そのもの)を分かった気になるのもまた危うい考え方です。それらを活用することで本当に生活している人もいるんです。

いつの時代も技術やシステムは悪用されるリスクを孕んでいますので全て淘汰すると発展する可能性も同時に摘んでしまいます。

技術は使う人の心次第で悪用されてしまう

技術や仕組みはそれを活用する人の心次第で良いものにも悪いものにも変化しますので捉えるべき本質はそちらにあります。案件が飛んでも本人の自己責任で済むなら最悪それでも構わないと思います。高い勉強代と捉えましょう。

しかし肝心なのはそれからどうするかです。それに懲りずに他者を巻き込み詐欺案件に手を出すようであれば救いようがないですし、そこから改心して這い上がってくるかで人間性が振るいにかけられていると解釈します。

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何に投資すればいいのか?

ここまで聞くと海外の案件は怖くてとても手を出せないように思えるかもしれませんので一番確実な投資先を先にお教えします。それは自分に対して投資すること=自己投資です。

自分のスキルに投資して稼ぐ力に転化しよう!

まあ似たような内容をみんな言ってるので今更かもしれませんが自分に対して投資した分は自分の努力次第でその利回りをいくらでも最大化できます。

なので何に投資すればよいか分からなければ自分の技術、新しい経験知識、新しい出会いに対して投資しましょう。これが1番確実な投資先です。

そして最後にそれでも投資したいという人に向けてメッセージです。もしも本当に凄い海外の案件があったとしてもそれは一般には絶対に出回らないですし、富裕層のコミュニティや特定のネットワーク内で情報を独占しているはずです。つまり人を選ぶということです。

資産家には資産家のネットワークがある

だからといって諦めるということではなくて地道でもコツコツと努力してチャンスを自分で引き寄せるんだと解釈した方がいいです。抽象的ではありますが、お金が選んでくれるような人間になればいいんです。

また補足として海外でも積立系なら低リスクの安全な商品はあるかもしれませんが、口コミで回ってくる全ての投資案件は誰に紹介されたのか?が全てです。

もしもやるなら本当に信頼する人だけにしておこう!

『こいつなら絶対裏切らない』、『こいつなら仮に騙されても構わない』、『こいつとは長い付き合いになる』、その上で余剰資金で投資するくらいの気概でいいと思います。

投資において間に人を挟むというのは信頼関係で成り立つので、それくらい人の心を突き詰めたほうがいいということですね。そして最後に一見矛盾するような個人的経験を述べますが、お金で動いている人間の話には基本乗らない方がいいです。

モルッ君
モルッ君

個人が投資をしていく時代に確実に訪れる詐欺の嵐。それをかいくぐっていくためにもお金の勉強は必要や。

SK1
SK1

騙されないために一切お金を使わない人生もまた人から豊かさを奪ってしまいます。なのでお金を何のために使うのか?と日々意識することでお金の勉強を続けていきましょう。

モルッ君
モルッ君

あ、ちなみに今回の記事に関してやけど、自身のお金を溶かした経験や色んな人に話を聞いてきた上で書いてるで。

SK1
SK1

痛い経験も含めて何事も経験という訳ですね!

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